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よくある疾患・症状について

よくある疾患・
症状について
COLUMN

こちらのブログでは、患者さまからよくご相談をいただく症状や病気について、実際の当院での治療例を交えてご紹介しています。
患者さまの病気に関するお悩み解消のお役に立てれば幸いです。

犬と猫の変形性脊椎症・変形性関節症|関節の痛みを訴える犬と猫を救うリブレラ・ソレンシア【杉並区 オリバーどうぶつ病院】

愛犬や愛猫が「歩き方がおかしい」「ジャンプしなくなった」と感じたら…

「最近、散歩を嫌がるようになった」
「ソファや階段に飛び乗らなくなった」
「立ち上がるまで時間がかかる」
「背中を触ると嫌がる」

このような症状は、**変形性関節症(Osteoarthritis:OA)や変形性脊椎症(Spondylosis deformans)**が原因かもしれません。

これらは加齢だけでなく、体重増加や関節への負担、過去のケガ、遺伝的要因などが関係して進行する慢性疾患です。

東京都杉並区のオリバーどうぶつ病院では、犬・猫の整形外科疾患をはじめ、慢性的な痛みの診断・治療に力を入れています。

🐾 変形性関節症(OA)とは

変形性関節症とは、関節軟骨が徐々に摩耗し、炎症や痛みを伴う慢性の関節疾患です。

軟骨は骨同士のクッションの役割を果たしていますが、一度傷つくと完全には再生しません。

そのため時間の経過とともに、

  • 軟骨の摩耗
  • 骨の変形
  • 骨棘(骨のとげ)の形成
  • 関節包の肥厚
  • 慢性的な炎症

が進行し、痛みや可動域の低下を引き起こします。

● 犬で多い部位

  • 股関節
  • 肘関節
  • 膝関節(前十字靭帯断裂後・膝蓋骨脱臼)
  • 足根関節
  • 肩関節

大型犬ではもちろん、小型犬でも非常に多く認められます。

● 猫で多い部位

猫では意外にも変形性関節症は非常に多く、

  • 肘
  • 股関節
  • 膝
  • 足根関節
  • 脊椎

などに発生します。

猫は痛みを隠す習性があるため見逃されやすく、10歳以上では多くの猫で関節炎が認められると報告されています。

🐾 変形性脊椎症とは

変形性脊椎症は、椎骨同士の間に骨棘(骨の橋)が形成される病気です。

加齢に伴って発生することが多く、特に

  • 胸腰椎
  • 腰椎
  • 腰仙部

に好発します。

X線検査で偶然発見されることも少なくありません。

骨棘そのものは症状がない場合もありますが、

  • 周囲筋肉の炎症
  • 神経への刺激
  • 椎間板疾患の併発

によって慢性的な腰痛や運動障害を引き起こすことがあります。

🐾 原因

変形性関節症・変形性脊椎症の原因には以下があります。

  • 加齢
  • 肥満
  • 遺伝
  • 関節形成不全
  • 膝蓋骨脱臼
  • 前十字靭帯断裂
  • 骨折後
  • 関節の不安定性
  • 激しい運動
  • 椎間板変性

これらが長期間続くことで、関節や脊椎への負担が蓄積します。

🐾 このような症状はありませんか?

以下の症状は関節や脊椎の痛みを示している可能性があります。

  • 歩く速度が遅くなった
  • 散歩を嫌がる
  • 階段を嫌がる
  • ジャンプしない
  • 朝だけ動きが悪い
  • 起き上がるまで時間がかかる
  • 足を引きずる
  • 背中を丸める
  • 抱っこを嫌がる
  • 足を触ると怒る
  • 運動後に跛行する

猫では

  • 高い場所へ登らない
  • 毛づくろいをしなくなった
  • トイレの出入りを嫌がる

なども重要なサインです。

🐾 診断方法

当院では症状だけで判断せず、原因を明らかにするために総合的な評価を行います。

身体検査

  • 歩様評価
  • 関節可動域
  • 筋肉量
  • 疼痛評価
  • 神経学的検査

レントゲン検査

もっとも基本となる検査です。

以下を確認します。

  • 骨棘形成
  • 関節裂隙
  • 骨硬化
  • 関節変形
  • 脊椎の骨増生

必要に応じて以下の精密検査をご提案させていただくこともあります。

  • CT検査
  • MRI検査
  • 関節液検査
  • 血液検査

を組み合わせ、椎間板ヘルニアや腫瘍などとの鑑別を行います。

🐾 治療

治療の目的は、

**「病気を治すこと」ではなく、「痛みを減らし生活の質(QOL)を維持すること」**です。

● 内科治療

  • NSAIDs(消炎鎮痛薬)
  • 神経障害性疼痛治療薬
  • 抗NGF抗体製剤(犬:ベジンベトマブ【リブレラ】 猫:フルネベトマブ【ソレンシア】)
  • サプリメント
  • 関節保護剤

痛みの程度や持病に合わせて上記の中から適切な治療を選択します。

特に、近年犬と猫の関節の痛み(疼痛)に対して安全性の高い鎮痛薬として登場したのが、リブレラ(ベジンベトマブ)とソレンシア(フルネベトマブ)です。

リブレラとソレンシアは、抗NGF抗体製剤であり、NGF(Nerve Growth Factor:神経成長因子)という関節の慢性疼痛を持続させる物質を中和することで痛みを抑制する、新しい作用機序の疼痛治療薬です。

リブレラはべジンベトマブが主成分の犬専用の抗NGF抗体製剤、ソレンシアはフルベトマブが主成分の猫専用の抗NGF抗体製剤であり、いずれの製剤も月に1回の皮下注射で関節の痛みを緩和する効果が得られます。

特に関節の痛みにより生活の質が落ちてしまう高齢犬・高齢猫では従来から使用されている鎮痛薬(NSAIDs:非ステロイド系消炎鎮痛薬など)は腎臓や肝臓、胃腸への負担が大きく、いざ必要な時に使用できないという制限がありました。

一方で、抗体医薬であるリブレラとソレンシアはNGFと高い親和性を示すため、ピンポイントで痛みの経路をブロックすることができ、肝臓や腎臓で代謝されないことから、従来の鎮痛薬が使用しづらい高齢犬・高齢猫、慢性腎臓病に罹患している動物に対しても安全に使用することができます。また、月に1回の皮下注射であるため、飼い主様の投薬の負担がないこともメリットとして挙げられます。

● 体重管理

肥満は関節への負担を大きく増加させます。

適正体重を維持するだけでも痛みが軽減するケースは少なくありません。

● リハビリテーション

  • ストレッチ
  • 筋力トレーニング
  • バランス運動
  • 水中トレッドミル
  • レーザー治療

適切なリハビリは関節機能の維持に役立ちます。

● 外科治療

原因疾患によっては

  • 前十字靭帯断裂手術
  • 膝蓋骨脱臼整復術
  • 股関節手術

などが必要になることがあります。

🐾 ご自宅でできるケア

ご家庭でも以下の工夫が症状の悪化予防につながります。

  • 滑りにくい床材を使用する
  • 体重管理を行う
  • 適度な運動を継続する
  • 長時間の激しい運動を避ける
  • 段差を減らす
  • 温かい環境を保つ

🐾 早期発見が大切です

変形性関節症や変形性脊椎症は、一度進行すると元の状態に戻すことはできません。

しかし、早期に適切な治療を開始することで、

  • 痛みの軽減
  • 関節機能の維持
  • 運動能力の改善
  • 生活の質(QOL)の向上

が十分期待できます。

「年齢のせい」で終わらせないために

犬や猫は痛みを言葉で伝えることができません。

しかし、

  • 歩き方
  • 表情
  • 睡眠時間
  • ジャンプ
  • 散歩

などの日常の変化には、小さなサインが隠れています。

現在では、抗NGF抗体製剤という新しい治療選択肢により、高齢犬・高齢猫でも生活の質(QOL)の改善が期待できる時代になりました。

「もう年だから仕方ない」と諦める前に、一度ご相談ください。

オリバーどうぶつ病院では、最新の獣医学的エビデンスに基づき、愛犬・愛猫の痛みを適切に評価し、その子に最適な治療をご提案いたします。

🐾 このような症状はお早めにご相談ください

  • 歩き方がおかしい
  • 足を引きずる
  • ジャンプしない
  • 階段を嫌がる
  • 腰を痛がる
  • 高齢になって動きが鈍くなった
  • 猫が高い場所に登らなくなった

杉並区をはじめ、練馬区・中野区・西東京市など近隣地域からも多くの患者様にご来院いただいております。気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。

<お問い合わせ先>

☎️TEL:  03-6454-7522/ 📠 FAX: 03-6454-7533

📩Mail: oliver.ah3737@gmail.com 

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